現代の子どもたちは、食生活の変化にともなって噛む回数が減少し、顎の発達が遅れてしまい、約75%が噛み合わせに何らかの問題があるといわれています。
虫歯予防に気を遣っているご両親は多いと思いますが、噛み合わせや歯並びの悪さから歯磨きが不十分になり、虫歯になるケースもたくさんあります。
お子さまの歯並びが気になる場合は、できるだけ早く相談されることをおすすめします。
小児矯正のメリット(小学校5年生くらいまで)
保護者の方へ
矯正治療は、お子さまにとって最高の贈り物の1つ
大人になって「子供の頃に歯磨きをしていれば・・・予防をしていれば・・・」「矯正治療をしていれば・・・」と後悔されている方は少なくありません。
と、同時に「自分の子供にはこんな思いはさせたくない」と思うものです。
子供の頃の矯正治療の経験はその子の人生にとってとても大切なことです。デンタルIQも高まり、歯の予防を続けていくことで将来虫歯や歯周病で困らない生活を送ることが出来ます。
自分らしく自信を持って輝き、お口の中だけではなく全身の健康を保つためにお子さまへの矯正治療を考えてみてはいかがでしょうか。
治療法
拡大床(床型矯正装置)
歯の土台となる歯槽骨を押し広げて、歯列の幅を広げる装置です。
顎を拡大して歯が並ぶスペースを作ります。
フェイスマスク
上顎の成長を促し、歯列の前方移動を行う装置です。
主に小学生の受け口(反対咬合)の治療に使われます。
ムーシールド
受け口(反対咬合)を改善するための顎矯正装置です。
装着することにより、舌の位置を矯正して上顎骨の成長を促します。
主に乳歯の小児の初期治療に使われます。
治療の流れ
患者さまの歯に関する悩み、ご希望、矯正治療に対する心配ごとなどをうかがいます。
診察のうえ、治療法について説明します。
治療メリット・デメリット、期間や費用についてもお伝えします。
レントゲン撮影、歯型取り、口の中の写真撮影などを行います。
患者さまの歯に関する悩み、ご希望、矯正治療に対する心配ごとなどをうかがいます。
診察のうえ、治療法について説明します。
治療メリット・デメリット、期間や費用についてもお伝えします。
矯正装置を取り付け、矯正治療をスタートします。
※矯正治療スタートまで、3~4回の診察をしています。
2~3週間に1回ご来院いただき、矯正装置の調整を行います。
治療期間は、患者さまによって異なります。
歯並びが戻らないように、保定装置を付けます。
3カ月に1回ほどのご来院いただきます。
矯正治療中の歯磨き方法
矯正治療の主役はお子さまです。
京王片倉歯科医院では本人のやる気を促すような関わり方を心掛けています。
装置はご自宅で付けるものなので、見守りとチェックをお願いいたします。食事の制限はありませんが、甘いお菓子などをダラダラ食べることは控えさせてください。
よくあるご質問
矯正の治療期間はどのぐらいですか?
治る時期は人によりまちまちですのではっきりと言い切れませんが一つの目安としてお子様(小学1年位)からですと小学校6年くらいまで。
乳歯から永久歯への交換が起こる時期ですのでどうしても長めに見ておく必要があります。
おおよそ中学1年生で来院されると中学3年くらいまでです。
矯正装置が目立ちませんか?
お子様の取り外しの装置は夜のみですので問題はないかと思います。
中学生以上の方で金属の装置を使っている方は見えてしまいますが金属の装置に色鮮やかなカラーゴムを使用して楽しんでいくという方法もあります。 なるべく目立ちたくない方には白い装置をお勧めしております。
スポーツの際に問題はありませんか?
動きの激しいスポーツをされる方でご心配な方には装置の上から装着するマウスピースをお勧めしております。
虫歯になりませんか?
装置がついていない方に比べればやはり不利となりますがしっかり歯磨きをしていただければ問題はないと考えております。
京王片倉歯科医院では歯ブラシの指導を行い、毎回治療の最後には無料でフッ素塗布を行います。
虫歯を予防し、虫歯になりにくいお口の中の環境づくりを心掛けております。